← Home  

8月16日

8月15日

8月14日

8月13日

8月12日

8月11日

8月10日

8月 9 日

8月 8 日

8月 7 日、量子コンピューターが今、どう「社会に」役に立つのか? について考えてみる。組み合わせ問題の解決に強いというのは、よくありがちな解説で、実際に公開されている実機を使って応用することも可能だ。ただ、同じ労力をかけて普通の計算機で解いても、恐らくは同程度以上の適当さで解の候補が得られる。ここから先は時間とスケーリングの問題で、古典・量子それぞれの世界でどれだけイノベーションがあるかにかかっている。もう少し実際的と思われるのは量子化学への応用で、これはモロに量子過程を追うことになるので、触媒や合成など物質設計に関わる分野での応用が期待される。期待される ... である。最も役に立つのはというと、全く浸透していない量子という考え方自体が社会に広まることである。情報という言葉が数学的な裏打ちを持って一般に広まるまでに、どれだけの年数がかかったかを、よく思い出してほしい。... 最近、色々と「爺ならではの講演」を頼まれるので、ついつい薔薇色の未来を思い描いてしまうのだ。実際には、全く違った形で技術は進んで行くはずなのだけれども。

8月 6 日、統計力学では理想気体が、一つの標準的な物理系として何度も登場する。統計力学に理想気体が必要というわけではないのだけれども、それに先立って熱力学でカルノーサイクルなどを何度も学ぶので、必然的に導入せざるを得ないのだ。そこで問題となるのが量子場の扱い。最初から多体問題なので、相互作用を無視するにしてもフォック空間はイメージしてもらわなければ困るのである。後で学ぶからとか、ここは天下り的にとか、そういう文句を出したくなければ、最初から場の理論に取り付く必要があるし、それも悪くない気がする。今日は風が強い。台風の扇風機のおかげかな。

8月 5 日、量子コンピューターの功績は何か? というと、多自由度の量子系について語る言葉づかいを統一したことに尽きる気がする。過程として、演算子の作用で表される量子操作と、量子測定しかないこと、そしてそれぞれに定まった記号を導入して、業界標準が定まったので、論文を書くにしても議論するにしても、事前に用語を確認する必要がなくなったのだ。昔は難儀だったなー、何人かで discuss するにしても、まずは「方言」を互いに確認し合う所から始める必要があった。思うに、量子力学というのは、まだまだ若い学問なのだろう。まだまだ埋めるべき箇所が沢山残っている。量子測定とは何なのか、そもそも古典世界とは何なのか、今は問わないことになっているけれども、そこは最前線なのだと私は考えている。

8月 4 日、熱平衡という考え方を、どうするかも熱力学や統計力学の難儀な問題だ。理想的にはずーっと待って何の変化もなくなった状態とされるのだけれども、念頭に置いてある系のサイズと待ち時間にはスケーリング則があるはずだ。世の中のどこにも熱平衡はない、と言っても良い。この辺りもテンソルネットワークによって再編され得る領域なのかも知れない。少しずつ性質というか、温度の異なる状態が互いに熱のやり取りをしている、そういう状況下でエネルギーなどがどう流れて行くのか、それを考える足掛かり、reference になるのが平衡状態だと。あ ... テンソルネットワークがどこに登場するのか、これでは読み取れないかも。

8月 3 日、統計力学をどこから教えたものかなーと、最近イロイロと思案する。たぶん、最も理解しやすいのが、エネルギーのもらい易さという考え方。ある量のエネルギーを得る確率が p であれば、その 2 倍を得る確率は p の 2 乗になる。ということは、確率がエネルギーに対して指数関数になっていて、それがボルツマン因子なのだと。その確率がどう定まるか、よく知られている理想気体などと整合が取れるのは p = exp( -E / kT ) である ... という所で熱力学温度 T に橋渡しする。熱力学体系が固まっていると仮定してあるわけで、より本質的である? 統計力学が? ... という本末転倒感はあるのだけれども、初学者に何から話すのかを考えると、この流れが平易と思えるのだ。

8月 2 日、スーパーに並ぶ野菜、今が収穫のピークなのだろうというのがゴーヤとピーマン。ともかく安い。トマトも、甘味の乗ったものがたくさん箱売りされている。けっこう不思議なのがキャベツで、夏でもうまく丸く大きく育てることができるらしいし、山積みになっている。ナスビは秋までずーっと採れるのか、今は押さえ気味に出てくる。メロンは大玉のものが主役になりつつある。どちらかというと、さっぱり系のキュウリ味で、大玉ならではの運搬の難しさもあるのかなーと感じる。スイカも、お盆で終わりかな。モモはもう消え始めた。作物から感じる夏は、もう終わりつつある。

8月 1 日、留学生や海外からのポスドクを受け入れる時、教員には結構な責任が生じる。ビザや在留許可を得る際に申請した目的に矛盾しない活動を行なっていることを、ちゃんと確認しなければならない。何か予想外のことが起きた場合には、収拾にあたる必要がある。事前の連絡なく何日も姿を見ないというのはとても大きな不安材料だ。場合によっては賃貸不動産の連帯保証人になることもある。これは就労の場合でも同じなのだと思うし、留学に比べてもチェックが厳しいはずなのである。大学から留学生が「蒸発」したら、けっこうな問題なのであるけれども、就労の場合はどうなのだろうか。こういう点について、文部科学省はマメに仕事してるなーと感じる所もある。褒めるなんて珍しい、なんて指摘するものではないぞよ。

7月31日、プロバイダーのぷららが、あと 2 年くらいで完全に撤退するらしい。同じ NTT グループの OCN に事業統合するのだとか。ちょっと面倒臭いのが、使ってるメールアドレス。チラホラと視野にも入って来た定年も考えて、いろいろな登録に使うメールアドレスをぷららに集約している作業中だったので、手間が増えてしまったなーと。不滅の gmail にしておきなさい、という助言もいただくことがあるのだけれども、なるべく国内で完結している方がいいかなーと。さて、この撤退騒動に乗じて、いろいろな光コラボ業者が怪しい動きを始めた。今のうちに乗り換えなさいと。誰が信じるもんか。

7月30日、学生の頃を思い出してみると、素粒子物理学はまだ実験と強く紐付けされていた。ウプシロン粒子が想定外に長い寿命を持つ共鳴として発見され、クォークのパズルを埋めるトップの検出に向けて実験屋さんたちが活き活きと動いている有様は、傍目にも活気のあるものであった。一方で理論屋さんの方は、標準理論が大枠として固まった頃から、どちらかというと散乱団面積の計算など細かいことへと活動の場を移した人々、こちらも息が長い弦理論に duality を入れたりあれこれ楽しむ人々など、今につながる遊びの時代に入った気がする。外から眺めた感触だ。物性屋さんの世界は、他分野からはどう見えているんだろうか? 高温超伝導の理論はどうなってるんだ? と、看板倒れを指摘されるのがオチかも。

7月29日、Mac の Disk First Aid は、スナップショットがあるととても遅い。びっくりするのが、スナップショットが何百個もあるようなケース。そのままでは、Disk の検査が延々と続いて、現実的ではない。そもそもバックアップが取れているのに、スナップショットがこんなに必要なはずがないのだ。こういう時には、えいやっとスナップショットを消してしまう。困らないの? という内なる声は無視。問題のある Disk のスナップショットを取り続けるくらいならば、問題を解決してからスナップショットを取り直した方がずっと良い。作業の間に何か起きても困らないように、最新のバックアップは独立に取っておいて、本体からは切り離した上でアレコレと作業する。MacOS というか Darwin は変な Unix だよなー。

7月28日、量子測定には始まりも終わりもない。正しく言うと、どの時刻まで量子測定が始まっていないかと、量子測定が終わった後のある時点の時刻は知ることが可能だし、実験を設定する時には事前に指定することもできる。その二つの時刻の間に量子測定なるものが進むわけなのだけれども、では物理的なプロセスとして、本当にいつ始まって、いつ終わったのかはわからない。現代の量子力学では、そういうことは問うな、ということになっている。考えるだけ無駄だと。この言葉は、昔はよく耳にしたもので、そもそも量子基礎論など世捨て人が取り組むものだとさえ言われていた。今は、量子情報としてテクノロジーの観点から「も」非常に盛んに研究されるようになった。量子測定について考えるな、には従わない私になりつつある。

7月27日、統計力学、ちょっと早いのだけれども、もうボーズ分布関数とフェルミ分布関数に入ってしまおう。というのも、初歩の統計力学では色々と誤魔化しが多いというか、基礎の怪しいものを説明する上で更に嘘をつくような所があって、なるべく正確な議論を早い段階で始めることも大切だと思うからだ。とは言っても、なるべく、である。誰もがスッ飛ばしてしまうのが、容器の形によらずに統計力学的な取り扱いが熱力学と対応する体系を築くという辺りの議論だ。境界条件の問題だから、色々と不等式で押さえて行くことも一応はできるのだけれども、散々議論して、やっぱり立方体でいいよとなるのでは、得るところが少ない。こういう本質的な部分は、なかなか進化しないものだと思う。この辺りにも AI の影がすでに忍び寄っているのかも知れないのだけれど。

7月26日、三宮センター街東口は工事中。何やら、宗教がかった形のタワーが何本も立っている。港を表す何かのモニュメントなのだろうか、それとも単なる旗竿なのだろうか。いまどきの都会は、こういう柱という柱に防犯カメラをどんどん取り付けて行って、AI で結んでしまうべきなのかもしれない。AI に守られた空間。必ず誤動作が起きて、ある日突然、公権力に取り囲まれてどこかへ連れて行かれる、そういうケースも出てくるかもしれないのだけれども、何事もバランスの上に成り立っているのだから、微罪 (?) だらけの都会にあっては、まずは安心を回復するべきなのかも。ただし、ミュージシャンは放置放任するに限る。というか、とりあえずは記録することで防止をはかる、で良いのかな。後からトレースできるだけの記憶容量をどう確保するかが課題。情報圧縮の問題なのかも。

7月25日、調子の悪かった柑橘の苗から、新芽が伸びてきた。柑橘類は、何となく葉の色が良くないとか、新芽の時期になっても伸びて来ないとか、色々とサインを出してくれる木なのだけれども、そこから回復させるのも一苦労で、掘り出して蒸れてしまっているような土を取り除いてから、植え直す必要がある。そのような手をかけても手遅れの場合も多くて、梅雨明けくらいまで何の音沙汰もない苗はもう諦めていたのだけれど、あら、晴れた日が続いたら芽が出たではないか。それも、強く伸びる勢いのある芽だ。新しく根が伸びた証拠で、これで一安心なのである。あちこちから芽吹くので、本来は芽かきとか色々と手入れするものだけれども、まずは樹勢回復。しばらくは好きに伸びてもらう。研究指導にも、こういう「任せてしまうスタンス」を持ち込んでおくべきだったのかも。

7月24日、畑の桑の実が沢山とれたので、半分くらいは残して鳥さん用に。毎日、少しずつ減って行くので、カラスなのかイソヒヨドリなのか、それともスズメなのかはわからないけれども、美味しくついばんでいるはずだ。結果として、あちこちに種まきされることになる。いまどき、桑の木が生えて来たら、そうとわかる人はいるのかなー。カイコを飼う習慣も、特に都会では絶えて久しくて、あぜ道にクワが並んで生えているような光景も見なくなった。あまり大きな木にならないので、街路樹に植えられることも滅多にない。よし、クワ復活運動だ、空き地にゲリラ植えしよう。(←注 : 書いてるだけ。)

7月23日、暑い暑い、ともかく暑い。ただ、神戸は海があって山があって、日中は常に風が吹いている。日陰に入れば何とかなる感じだ。大学の近くの家では、植栽管理が行われていた。庭師さんたちは大変だなーといつも思う。真冬でも真夏でも、そこに仕事があれば引き受けて作業に入る。同じようにギョッとするのが、家やマンションの建築現場。外回りももちろんキツそうなのだけれども、内装を行っている人々の酷暑環境は信じがたいものがある。都会にいると畑仕事はあまり目に入らないのだけれども、小さな自宅菜園を管理するだけでばてるのだから、農作業も大変な時は大変なのだろうと思う。そんな世界に今からでも飛び込めるのだろうかと、ふと感じることもある。働かないと食えないしなー。

7月22日、朝から風邪の症状がハッキリと現れる。開店休業、とは言うものの、仕事はそこそこあるので、これぞ騙し騙し、休みを入れつつ、ポツポツとこなす。幸い、曇り空になって熱気は少しマシになった。いやいや、ひょっとして体温が上がっているのだろうか、まあそれならそれで、騙し騙しである。さて思案するのが昼食。特に積極的な食欲があるわけでもないし、食べなくても良いような気もしたり、塩分は欲しいような、うーん、讃岐の人間なので、うどん de 養生かなー。インターフェロンの症状が去るまではじっとしておこう。AI にお伺いすると、謎風邪なるものが流行っているとか。

7月21日、熱帯夜の後の夏空。ともかく暑いけれども、まだ酷暑には至っていない。今日は雲もそこそこあって、夕立が来てくれないかなーとは思うのだけれども、高層に高気圧があって、まとまった発達はあまり期待できない。偶発的に雨が降る時には、大抵は山の上の方だからなー。大学から大阪湾を眺めると、いつも和歌山のあたりには入道雲があって、そこは夏でも雨が降っているらしい。昔から、修行の場出だったり、歴史を転換するような反攻の準備を整える場所だったりする所だ。そう考えると、神戸のような開けた場所に都を移そうとした平家は、ちょっと時代を読み誤ったのかもしれない。ああいけない、暑さで頭が混乱している、何でもいいから涼しくなってくれ。秋風は遠い。

7月20日、月曜日の祭日。arXiv は休んでくれない。先週の金曜日に色々と投稿されていた arXiv のプレプリントも気になる所。最近はあまりにも多い投稿数に辟易としていて、大抵はタイトルを見て、興味があっても abstract を読む程度か、あるいはざっと中身を眺めておしまいというパターンが多い。研究室メンバーがたくさん居たりとか、予算の大きいものを獲得していて、画期的な進展が続かないと困るとか、そういう事情は特にないので、カラ元気を出して頑張る必要もないのである。釣りでいうと、大物狙いばっかりやっててバケツが空っぽの爺さんに似ているのかも。大物を狙うにも、小さいものを漏らさず獲る準備は怠るべきではないのだけれど。

7月19日、畑仕事をしていると、暑さに体力を奪われて行く。日陰に入ると、ああ涼しいという感覚。野良作業をすると汗まみれになるので、そのままではいつまで経っても涼しくならない。肌も服も塩分だらけになると、常に何だか湿った感じになってしまって、汗が飛んで行かないのか、暑さが引かない。というわけで水浴びして衣類は洗濯機へ。素麺を作ってスッと飲み込んでしまったら、昼寝。シエスタの文化があるスペインも、夏の昼間は耐え難く暑かったなーと、遠い海の向こうを夢に見つつ、クールダウン。ワールドカップは熱かったなー、また次の 4 年間、色々と仕込みが面白そう。

7月18日、大阪で高校の同窓会。去年から今年の間に、メンバーが 1 人、少なくなってしまった。集まった面々は、それなりに元気。昔のように無理は効かないのが、還暦を過ぎた証拠。語り始めると、あちこちに話題が飛ぶ。面白いのが、小学生という話題。孫が小学生という場合もあれば、子供が小学生というケースも。姪とおじさんが同い年だとか、珍しくはないのが世の中なのだと納得する。帰りはしばしの間、梅田を散策。JR 大阪駅の南側の工事が終わって、ミュージシャンが歌を披露する場所に余裕ができた。なかなか上手に歌ってる最中に、突如スピーカー off, 振り返るとお巡りさん。まあ日常風景かな。

7月17日、夏前の会議の日。会議その 1 が終わったら、少し休んで、会議その 2 へ。こういう会議も、それぞれの構成員が「育てた」AI の代理出席で良くなる時代も、もうすぐそこまで来ているのかなーと感じる。最終的に何かを決める時だけ、実際に顔を付き合わせて、投票しておしまい、そんな運営になるのかな。夕刻になると、どこからともなく炭火の香りが漂ってくるのが、いま時のキャンパス風景。バーベキューは夏が似合う。炭火はコントロールが難しいので、料理するならば実はガス火の方が使い勝手が良いのかなーとも思うのだけれども、焼いた時のスモーク感が違うのかな。

7月16日、高校生の研究発表を 3 時間に渡って楽しませてもらう。文系から理系まで様々なテーマ設定があって、かつ文系・理系といった輪切りになっていないものも複数あるのが興味深いポイント。発表時間は限られているのだけれども、その準備段階としてポスター発表を繰り返しているし、論文の形に文章をまとめた経験を経ての発表なので、発表内容の組み立てがスッキリしていて、聞いていて心地よい所がある。一方で、質疑応答になった時に、聴衆の側が的確に質問できるのか? という点になると、私のようにお呼ばれとなった専門家は特に、こういう教育の場でどのように質問を投げかけるのが適切なのか、よくわからない所があって、質疑応答時間は何となくフラストレーションが溜まるのであった。改善できるポイントがあるのは良いことなのだろう。

7月15日、梅雨が明けて 7 月も半ば、暑いしヘロヘロになるし、と身構えていると今日は曇り。台風から変わった低気圧が日本海を横切るらしい。ついでに、来週にかけてジェット気流がしばらくの間は蛇行してくれて、梅雨の末期っぽい気圧配置となるらしい。夏がそのままずーっとそんな感じだと、いわゆる冷夏になって、西日本は少しだけ過ごしやすくなる一方、北日本の米の作柄は悪くなる。大昔には、あずき相場なる先物が投資先として有名だったなー、今はみんな株式とか外貨取引なのだろうか。投資という意味では、人材育成への投資はとても大切なもので、教育もまたその一環である。育てるとは称しているけれども環境を整えることが大切で、育つものは勝手に育つのである。

7月14日、量子場の一番簡単なモデルが、一次元の弦というか、バネみたいなもの。古典的なバネは質点が等間隔に並んだものを考えておいて、質量を小さくしつつ間隔も同時に減らして行く極限で、連続なバネになる。この時、独立な振動モードの数は質点の個数にほぼ一致している。量子力学的に考えると、いわゆる零点振動のエネルギーがどんどん積もって行き、連続極限で無限大の基底エネルギーを持つことになる。これが色々と厄介なことを引き起こす原因になってるし、カシミア効果のように物理的に顔を出してくることもある。まあ難癖つけるならば、そもそものバネ定数というものが、どういうミクロな物理に起因するのか、するべきなのかという話もある。場は厄介なものだ。

7月13日、統計力学の講義は、多粒子系の量子力学へ。普通に量子力学で 1 体問題を扱っていては、いつまで経っても Fermi 統計や Bose 統計には到達しない。そこで、最初から生成・消滅演算子を導入して、N 粒子系を扱える枠組みを、とりあえず入れてしまおうという魂胆。今日は基礎的な amplitude の計算だけ、と言うつもりだったけれども、1 粒子演算子との対応までは何とかやって来た。運動量演算子の扱いは、ちょっと足早だったかな。次回からは、相互作用しない N 粒子系の固有状態へと話を進めることにしよう。全部で 6 コマも確保してあるから、多分、基底状態の Fermi Sea には到達できるはず。午後は何だか曇ってきた。雨が降らないかな?

7月12日、畑作業に勤しむ。これだけ気温が高くて太陽も十分に当たると、次々と収穫できてしまう。農作物の中には、茄子や胡瓜のように、今の時期は本当に値段が付かないものも多いし、これだけ採れるとそうなるよなーとも思う。トマトはというと、たくさん採れるには採れるのだけれども、日数がかかるのでそれなりに高価だ。収穫のタイミングが難しい。メロンは日光が必要な作物で、今が最盛期。これから先は段々と細って来る ... と何度も書いてる気がする。毎年毎年、同じように季節が巡ってくるのだから仕方ない。まあ人類の営みはそんなモンだろう。AI 革命は急速に進行してはいるのだけれども。

7月11日、夕方に三宮散歩すると、何やらブラカードを抱えている人々が。どうも、雰囲気的には兵庫県で最近、物騒なブラカードを抱える一群の人々と同じなのだけれども、今日は平和集会らしい。どういう団体の方なのか、主催がどうなのかと何人かに問いかけてみると、一様に「個人で参加しています」とのこと。どうやら、そのように返答するように統一されているらしい。雑感としては、時間が自由に使える人々なのだろうなーと思う。何かに追われていると、平和までは考えが回らないというか、そもそも働いて稼ぐことが平和の本質なのではないかとも思えてしまうのだ。それで良い気もするかも。

7月10日、最近興味があるのが切り花。とは言っても、花そのものに強い興味があるとか、生花に凝っているとかではない。大量に安く生産できるという点がミソ。農作物はだいたい、大量に生産するので病害虫に狙われやすい。そういう悪条件をものともせずに、管理の下にあるという点はあるにせよ、よく育って花も咲く。苗もたくさん作れるだけの繁殖力もあるはずだ。というわけで、挿し木ができそうな切り花があったら、どれくらい挿し木が成功するのかを AI にお伺いした後に、購入して挿してみる。ヒマワリの切り花のように、一年草のものはあまり期待できないし意味が薄い。日本では一年草でも、実は耐寒性がない多年草という場合は例外として。バラや菊は結構イケる。まあ楽しんでみよう。

7月 9 日、昨日に梅雨が明けたらしいのだけれど、今日は本格的に夏晴れ。ダラダラーっと暑い。そんな中、集中講義の 3 日目。この講義では、板書の大切さを学べたのではないかなーと思う。よくあるパターンが、どこかで発表したスライドを、うまーく繋いでパラパラとめくる感じの講義なのだけれども、それだとあまり印象に残らないのが実情で、やっぱり講師自身が考えながら板書したものを書き写すと言うのは、写経の写経になっていて記憶に残りやすい。お昼前に講義が終わって、誠にご苦労様でございました。研究ネタもいくつか掴めたかも。午後は自分が担当のレギュラー講義、今日はハバード模型を。あ、いやいや、金森模型だった、うっかりしていてはいけない。

7月 8 日、三宮商店街の東口から歌声が消えて久しい。いつしか、あそこが政治活動の非公式拠点になってしまって、警備員や警察が集結するようになって、ゲリラでカラオケするような爺さんすら消えてしまった。まあ元々、街の中心にしては狭い場所だなーという感じはある。フラワーロードが、御堂筋くらい堂々と整備されていたら、いくらでも何でも受け容れる余裕があるのだろうけれども、あそこは朝夕の通勤時には人が川のように流れる場所で、そう言う意味では政治活動も含めて、立ち止まっての活動は無理なのかもしれない。それでも寂しいなーという思いはあるのだ。夕暮れ時の歌声が戻ってこないかなー。

7月 7 日、七夕。今日から、講師をお招きしての集中講義全 3 日間。統計物理学と量子物理学の接点に関わる諸問題について、最先端の観点から易しく解説していただきます。この辺りは、まだまだ学問が発端についたばかりというか、息の長い話題だと言うべきなのか、なかなか難儀なので手を出す人々が比較的少ないのが実情。受講者の皆さんも、ひょっとすると、いや必ずや、第一線の研究者になること間違いなし。まあ、これには但し書きがあって、ロジカルに物事を考える訓練ができていることと、成果発表をどこまでで区切ってまとめられるか? を把握しておく必要もある。その区別を学ぶのが研究室に所属しての大学院教育なのかもしれない。

7月 6 日、統計力学、今日は 2 相共存と相図の関係から。ここはギブスの自由エネルギーの独断場?!で、熱力学の集大成みたいな感じがある。いや、まあ、熱機関に踏み込むと、その比ではないゴリゴリの世界が待ち受けているのだけれども、物理屋さんはその世界には踏み込まないのが普通だ。工学はその点、何でも使ってみないとダメだから大変だなーと思う。ロケットやジェットエンジンなど、よくシステムとして統合できるものだと、毎度毎度驚かされる。ランキンサイクルくらいは物理でも扱った方が良いのかなー、毎日のようにお世話になっている熱サイクルではあるので。冷蔵庫のない家庭は ... あるかもしれない。冷蔵庫やめると何か気づきがあるかもね。

7月 5 日、ギターを抱えて梅田へ。チェロ愛好家の皆様の中にご厚意で混ぜてもらって、主にアマチュアが演奏を披露し合うという貴重な機会を楽しんだ。ギターはチェロに比べると音量が小さいので、音を出すことを意識しつつ演奏した ... というのは演奏半ばも過ぎたあたりで、一旦心を落ち着かせてからの話。前半は、あ、調弦がおかしい、5 弦が何だかびびっている、タッチの角度が妙と、事前に微調整するべきポイントが気になる上に、緊張でボロボロ。練習と異なるのは、ともかく止まってはだめ、弾き直しも流れが乱れるのでだめ。ステージに立って曲を弾き始めたら、もう誰も助けてくれないので、覚悟を決めて演奏するしかない。その、当たり前のことを久々に認識できたことは、とてもありがたかった。

7月 4 日、梅雨もそろそろ後半に入ったのだろうか? 天気予報によると、来週の半ば以降は夏っぽい天気になるようで、最高気温も 30 度を超える。どちらかというと最低気温が 25 度を超える熱帯夜の方が夏らしいのだろうか。太平洋のど真ん中では、十分に暖かくなった海面から水蒸気のエネルギーをたっぷりと吸収した台風が、どんどん勢力を強めている。久しぶりに 900 hpa を下回る気圧まで発達するのではないだろうか。昔は米軍がセッセと台風巡りしてくれていたのだけれど、予算の関係なのか、やめてしまった。今の時代、台風観測ドローンくらいは税金で開発した方がいいのかもね。

7月 3 日、無限生成という言葉を、ふと思い出した。大学で数学講義を受けた時に、有限生成と無限生成の違いについて少しだけ語ってくれたことが耳に残っているのだ。モーデル予想が、より広い形で証明されたと、楽しそうに話されていた姿を何となく思い出す。若い先生だった、今ではもうお爺さんなのだろう。記憶は時間をスッ飛ばすもので、思い出している時には生徒の感覚に戻っている気がする。その後、フェルマーの大定理が証明されるまで、けっこう間があったなー。こうしてじわじわと進み続けるのが、数学ならではの魅力なのだろう。その辺りも、ジジイの手習いで少しは勉強してみようかと、一瞬は思うのだけれども、気力が続かないのがジジイの証である。

7月 2 日、ねぎ坊主、都会ではあまり見かけないかも知れない。田舎だと、初夏から梅雨の頃にかけて、どこにでもニョキっと立ち上がっている。そのままにしておくと、黒い種がぎっしりできて、あたりにパラパラと落ちる。雨が降るとさっさと発芽して、細いネギになる。集めて食べてみると、それなりに美味しいのだけれども、手間ばかりかかって量が取れないので、大抵は放置する。あれだけ生えていても、大きく育つ頃には本数がグッと減っている。これが自然の摂理なのだろう。どうせ減るのならば、間引きしておけば ... と、後からは考えるのだけれども、その時期には他の畑仕事も入っていて、効率の悪いことはやってられない。研究もそうなのかなー、ネタというか種は色々とあっても、やっぱり取り組むのは数件以下が無難だ。

7月 1 日、昨日は晴れて、今日は再び雨。去年の記録的に早い梅雨明けを思えば、今年はまだまだ涼しいものだ。梅雨の間は湿度があって、木々の育ちが良い。剪定した株も、すでにあちこちから芽吹いて来ている。新しい枝が少し伸びた頃には、どの枝を残すかを決めて、追加の剪定を行う。タイミングとしては、少々の雨風では新枝が傷まない程度に育っている頃合いが良い。一本だけの株立ちだと、四方から眺めて破綻のない樹形を目指す。並んで植えられている場合には、それぞれの枝がかち合わないように、調整する。そうこうする内に昨日の眠気が復活して、また昼寝。


2026
1 月と 2 月 (畑作造園編) 3 月と 4 月 (風邪花粉編) 5 月と 6 月 (音曲収録編)
2025
1 月と 2 月 (コロナ滅編) 3 月と 4 月 (植栽剪定編) 5 月と 6 月 (相思樹歌編)
7 月と 8 月 (酷暑散水編) 9 月と10月 (残暑延々編) 11月と12月 (温暖庭園編)
2024
7 月と 8 月 (乾夏麺食編) 9 月と10月 (健脚酒断編) 11月と12月 (編曲演奏編)
1 月と 2 月 (卒業発表編) 3 月と 4 月 (去人来人編) 5 月と 6 月 (剪定育苗編)
2023
7 月と 8 月 (散水散財編) 9 月と10月 (Mac!裏技編) 11月と12月 (清掃撤収編)
1 月と 2 月 (野菜料理編) 3 月と 4 月 (テンソル編) 5 月と 6 月 (授業ゼミ編)
2022
7 月と 8 月 (論文執筆編) 9 月と10月 (円安値上編) 11月と12月 (制限緩和編)
1 月と 2 月 (ギター曲編) 3 月と 4 月 (Mac!苦闘編) 5 月と 6 月 (素麺円安編)

2021
7 月と 8 月 (散水栽培編) 9 月と10月 (選挙音曲編) 11月と12月 (片付整頓編)
1 月と 2 月 (共通試験編) 3 月と 4 月 (剪定草抜編) 5 月と 6 月 (執筆出版編)

2020
7 月と 8 月 (映像収録編) 9 月と10月 (街海散策編) 11月と12月 (風邪感染編)
1 月と 2 月 (暖冬珍病編) 3 月と 4 月 (在宅勤務編) 5 月と 6 月 (遠隔講義編)

2019
7 月と 8 月 (夏空日傘編) 9 月と10月 (残暑熱帯編) 11月と12月 (讃岐行脚編)
1 月と 2 月 (ダイエット編) 3 月と 4 月 (平成令和編) 5 月と 6 月 (講義出張編)

2018
7 月と 8 月 (酷暑昼寝編) 9 月と10月 (神風来襲編) 11月と12月 (国際会議編)
1 月と 2 月 (教務調整編) 3 月と 4 月 (早桜花見編) 5 月と 6 月 (方向解釈編)

2017
7 月と 8 月 (東西行来編) 9 月と10月 (台風暴風編) 11月と12月 (胃痛通院編)
1 月と 2 月 (朝オムレツ編) 3 月と 4 月 (激戦挑戦編) 5 月と 6 月 (研究員待編)

2016
7 月と 8 月 (研究行脚編) 9 月と10月 (技術鍛錬編) 11月と12月 (SLOVAKIA編)
1 月と 2 月 (共形情報編) 3 月と 4 月 (朝型昼型編) 5 月と 6 月 (昼夜逆転編)

2015
7 月と 8 月 (机前執筆編) 9 月と10月 (講義ゼミ編) 11月と12月 (懐古探訪編)
1 月と 2 月 (赤筆修正編) 3 月と 4 月 (客人来神編) 5 月と 6 月 (地球半周編)