← Home  

4 月 1 日

3 月31日

3 月30日

3 月29日

3 月28日

3 月27日

3 月26日

3 月25日

3 月24日

3 月23日

3 月22日

3 月21日

3 月20日

3 月19日、昨日の夕方に突然 (?) 嵐がやって来て、今朝は冬っぽい天気に逆戻りする。時々、みぞれっぽい雨が降る、寒気が支配する空模様だ。雨が降ったので、畑の水やりは不要、折れたネギの葉っぱなどを片付ける。こうやって風が吹き荒れるのも悪くはなくて、木々の枝葉が互いにぶつかり合って、込み入った場所は自然と折れて隙間が空く。風でもつれたような場所があれば、そこは枝ぶりに問題がある箇所なので、剪定の対象であると自然が教えてくれる。こういうことは学問でもよくあることで、幾つかの角度から議論が伸びて来て、巡り合った時に矛盾があれば、土台がおかしいか、あるいは演繹の過程に飛躍がある。そういうイベントから、現代物理学が遠ざかっているような気もするのだけれど。

3 月18日、魚のウロコを取ってみると、おおよそ丸い形をしていて、互いに重なっていることが理解できる。コップの底に敷く丸いコースターがズラリと並んで、重なっている様子を思い浮かべると良いだろうか。そんな重なりの中にも、数学が潜んでいそうだ。例えば、薄い円板 4 枚を縦横 2 x 2 に重ねる場合、上下関係に順番がはっきり付くような重ね方は、ええと、6 通りくらいある。これが 3 x 3 だとか 4 x 4 だと、どうなるのだろうか。パッと思いつかない所が、この手の敷き詰め問題の面白い所だ。おおよそ予想が付くのは、並べ方の場合の数は枚数に対して指数関数的に増えて行くだろうという、定性的な記述にとどまる。そんな予想の中にも、では指数関数の指数は幾つなのか? という問いかけが存在する。いよいよテンソルネットワークの出番だ。似たような問題設定が、積み重ね型のゲームにも存在する。テトリスの落とし方の場合の数は、どれくらいあるのだろうか?

3 月17日、夜半に強い風が吹いて、そのまま冬に戻ってしまった。今年の春一番は、もう少し先になりそうだ、3 月の末に桜が咲き始めるのと、どちらが先だろうか。今年は、卒業式に桜が間に合いそうにないので、卒業写真の撮影は神戸大学の旗を背景に撮影しよう。眺めだけは日本一と呼ばれる大学だけあって、海を見渡す風景も素晴らしければ、六甲山を背景にする空も美しい。どちらも、天気次第なのだけれども。まだ卒業式当日の天気予報は固まっていない。雨が降ったら、黒板を背景に撮影となる。ちょっと殺風景なのだけれども。今年は、撮影に参加しないのも自由、後ろ向きでの撮影、マスク着用など、色々なオプションを提示して、撮影を強要しないように心がけよう。今の時代、写真の 1 枚から映画が自動生成できてしまうのだから、レンズの前に立たせるにも、それなりの配慮が必要というか、必須である。

3 月16日、1日中雨の日。レーダーを眺めると、雨の帯が幾重にもなっていて、朝から夕方まで降ったり止んだり。そろそろ芋の芽なども動き始めるので、畑仕事をしたい所なのだけれども、小雨を我慢して作業していると本降りになって撤収、雨が上がったかなと作業再開すると再び雨が降り始める、ということを何度か繰り返して、とうとう意欲がゼロになってしまった。こういう日には、屋根の下で普段はできない農作業に勤しむしかない。まずはポット苗の整理から。何かが植えてあったはずのポットが枯れて土だけになっていたら、箱に古土を出して、新しい土をポットに入れて水やりして、次の種まきに備えるのだ。今からの季節だと、何を用意すればいいのかなー、キュウリなど、そろそろ室内で苗にして行こうか。

3 月15日、三里塚から野菜が届く。今回は菜葉の類が多い。もう春なので、ブロッコリーなどはだいぶん伸びている。小松菜も、芯のところに花が付いていて、そのまま花瓶に活けると花が咲きそうだ。ホウレンソウは比較的小さな株でやって来た。冬の時期のホウレンソウは甘くて美味しい。産直の野菜は、土を落とす水洗いが楽しい。何というか、水につけると花のような香りが上がって来るのだ。植物の表面には、色々な香りが付いていて、虫や動物を引き寄せたり撃退したりしているのだろう。そういえば、人類が野菜を食べるようになったのは、どういう経緯なのだろうか? サルが果物をよく食べるという話は聞くのだけれども、草も食べるのだろうか。そんなことを考えつつ、洗い終えた野菜をブツ切りにして、鍋に入れる。

3 月14日、鼻詰まりで口呼吸のまま、あまり眠らずに朝を迎える。こういう時は、海外旅行にでもやって来たと思って、動ける限り動くしかない。エネルギー切れになると、恐らくは座ったまま居眠りすることだろう。今日の午後には、海外からのお客さんを最寄駅からホテルまで案内するガイドを行う。研究の打ち合わせは、疲れも取れるであろう週明けからにしておこう。その後は散歩したい所なのだけれども、花粉は相変わらず飛びまくっていて、屋外でウロウロする気にもなれない。さっさとオフィスに戻って、新年度に向けて雑務 (?!) を色々と仕上げてしまうことにしよう。

3 月13日、朝の冷え込みが全くなくて、日中は半曇りながらぐっと暖かくなる。花粉も飛びまくっていて、杉の木だけを選んで切り倒すドローンを本気で開発するぞと、メラメラと心の炎を燃やす。燃やすのは心だけで良くて、山を燃やすと生き物も含めてことごとく炭にしてしまう。野焼きにできるのは、山の頂に丸く草地があるような場合だけだ。屋外に長居は無用、オフィスで黙々と遊ぶ。そういえば、研究者として働き始めた頃、定年間近の教員はなんてダラダラと雑務をこなしているような、遊んでいるような日常を過ごしているのだろうかと、疑問に思ったものだ。そういう年齢になると、おおよそエネルギーが枯渇して来るのだ。ちょっとカツを入れないと。

3 月12日、散歩していて、最近よく目につくのが生垣のように植えられた植栽。植えてある本数が半端ではないので、大抵はバリカンで刈り込み剪定してある。針葉樹の場合、穴が空かないように刈り込むと深くは切れないので、だんだんと大きくなって来て、道にはみ出してくる。広葉樹も、毎年のように同じ深さで狩ると妙に迷走する枝が表面を覆い尽くして、仕立てもヘッタクレもない状態となる。それでも、葉が茂る頃には矛盾が全て緑で覆い尽くされて、遠目には何となく植木として立派に見える。生垣というのは、そもそも、こういう雑なものなのかも知れない。綺麗に剪定されている木は、大抵がお屋敷に生えている。シーズンごとに庭師を呼べるくらいでないと、多数の木を美しい枝ぶりには整えられないのだろう。大学に生えている木々も、何となく乱れたものが多いなー。さてどうしたものか。

3 月11日、午前中は雨。曇りの予報が出ていたけれども、少しばかし雨雲が北上したようだ。午後になって雨が上がる。この時期の雨は花粉を洗い流してしまうので、とても有難いものだ。毎日雨がいい。天気予報を眺めると、今週はそこそこ雨が続くらしい。いよいよ菜種梅雨本番なのだろう。神戸の街を眺めると、煙突からたなびく煙は西に流れている。前線の北側に入った東風だ。少し上空の雲は北から南へと六甲山を越えて吹き、雲に隠れて見えない上層の大気は偏西風そのものの西風。暖かくなって来て、大気の運動もダイナミックになったなーと感じる。廊下の掲示は、すっかり後期試験の準備モードになっていた。

3 月10日、合格発表の日。昔は、合格したら次々と tweet してくれたものだけれども、今は鍵垢が主流な時代、なかなか表に出てこないし、ハンドル名のアカウントでも X ポストしてくれない。ごく一部の、昔はツイ廃と呼ばれた人種のみが、合格の喜びを流してくれる。これに対して、あらゆるサークルなどから反応があって、怪しい DM も流れて来る。実験的に、匿名のアカウントを立てて、ニセの合格ポストをしてみると、世の中の流れを実感できるであろう。そんな中で普通に日々を過ごせるのが今の世代なので、我々ジジイババアとは政治経済に対する感覚も違えば、情報ソースも全く異なっている。今日のように、入試に対して合格発表という社会の仕組みは、いつ頃まで保たれるものなのだろうか。少子化がどんどん進めば、大学なんて入れて当たり前ということになるのだから。

3 月 9 日、レジでもたもたしない、というのが日常生活でのポリシーのひとつ。日頃から、生協のレジ通過をいかに速くするか? について耳にしていることから、自らレジで無駄な時間を作らないように注意をしている。商品を受け取って、ポイントカード登録も済ませて、カード決済してレシートを受け取って、さあ退散。その時に「カードお忘れです」と後ろから声が。やってしまったー。誰も後ろに並んでいないことが、せめてもの救いだ。でも、どうして忘れたのだろうか? と、時系列で記憶をたどって行くと、余計な画像記憶が出てくる。店員さんがネームプレートを外してデスクに置いてあり、ネームプレートを着用していない店員さんがスラッと見えて美しいなーと思ったような、思わなかったような。この瞬間に、カードの存在が認識から消えたのだ。君子危うきに近寄るべからず。

3 月 8 日、大学への坂道を登るときに、息を吸って吐いて、それだけの酸素で何十キロもある体を持ち上げる程のエネルギーが得られるのだろうかと、ふと思った。待て待て、原動機付自転車は排気量が 0.1 リットルくらいではないか、人間は数リットルも吸えるのだ。エンジンは回転数で稼いでいるのだけれども、燃焼効率や排気の規制もあって最もパワーが出るほどは燃料を燃やしていない。そう考えると計算は合っていて、驚くべきは大気の濃さなのだと気づく。それほどにも濃い酸素を提供してくれている植物の光合成は、素晴らしいエネルギー変換なのだなー。この辺りから、生活に密着した化学や物理の問題が作れないだろうかと、そんな風に思うのが大学教員の習性なのだろうか。

3 月 7 日、晴れたと思ったら、昼前に雲が濃くなって来て、北東風とともに雪が降って来る。高気圧が北に位置する北高型になりつつあるのだろうか。気温も 6 度くらいまで一時的に下がって、サボリ散歩、いやいや理論物理学の非演繹的考察の歩み (?) から急いで戻る。すると雲間から青空がのぞいて、陽光が戻って来る。何とも言い難い春の天気だ。こうして、少しは降水量もあるので地面は湿っていて、ますます木々の芽が大きくなって来た。桜の開花はまだ遠くても、遠目に見た桜林はすでに赤紫っぽい色になっている。桜餅でも仕入れようかなー、お茶菓子も桜色になって来た。

3 月 6 日、晴れると花粉が飛んでくる。スギ花粉のスギは針葉樹で裸子植物。本来であれば、温かい地方では被子植物の生えないような条件の悪いところでヒッソリと育つか、あるいは寒い高所で群生するか、そんな生え方をするはずなのに、なぜか山を見渡すと結構生えている。六甲山は一度はげ山になって、後から植林されているからなー。六甲山に限らず、戦後どんどん植林が続いて今日に至る、方向転換しても修正には半世紀は軽くかかるか。今日は、ちょっとカイズカイブキと呼ばれるヒノキの仲間と付き合う。けっこう枯れ枝だらけになっていた。芽吹きが紅葉樹とは全く違うなーと感じる。植物の進化は面白いものだ。

3 月 5 日、とある場所で、屋外の階段が二方向に分かれていて、片方はよく利用されている。もう片方は、ほぼ利用ゼロ。珍しいことではないのだけれども、利用のない方の階段はというと、植栽に邪魔されてマトモに登ることができない。そんなことに気づいてしまうと、何とかしようと考え始める。まあしかし、そういう場所はどこにでもあるよなー。管理権と管理責任といいうものもあって、ウカツには手を出せない。そういえば、法律相談などで、隣の家から越境して伸びた枝に果実がついた、そんな案件があったっけ。市民に親身に相談に乗る弁護士さんは、またある時は犯罪人の弁護もする、職人だなーと思う。階段の場所は、眺めるだけにしておこう。

3 月 4 日、MacOS を長く使っていると、昔に乗り換えを済ませて、今は使っていないデバイスの情報がずーっと Apple Account に貯まったままとなる。乗り換えた時に、こまめに消すべきなのだけれども、気づかずにそのまま放置してしまうのだ。何となく MacOS の調子がおかしいなーという場合には、まずこの部分を疑ってみる必要がある。というのも、iCloud の同期をデバイス間で取ろうとする場合、デバイスの数が増えると相互の認証の手間がどんどん増えて行くからだ。この点に気づいて古いデバイスを消して行くと ... 一時的には最近の不調が消えたのだけれども、しばらくするとまたまた復活。メンテナンス計画はまたまた頓挫。

3 月 3 日、朝から某業務。というか、朝だけ某業務。それなりの役職に就いていれば1日中が会議などの業務なのだろうけれども、幸いなことに、ひなびた准教授の身で後は定年を待つばかりなので、その後は予定が空いている。今年こそ e-Tax で確定申告を済ませてしまわなければ。昨年はカードリーダー云々の段階で挫折して、例年通り紙での申告となった。今年こそはと、イソイソと始めるも、あの独特のインターフェースに再度辟易とする。少なくとも、ブラウザーとスマホの 2 つ使い出なければ作業に入る気がしない。こういうソフトウェアデザインも、丸投げで中抜きなんだろうかと、ふと思ってしまうのである。仕方ないなー、世の中が昭和の三大⚪︎⚪︎査定から、そんなに変わるはずないのだから。

3 月 2 日、痒い痒い足元は置いておいて、今日も畑仕事を頑張ろうと思っていたら、雨がぽつりぽつり。雨の日に土の作業というのは不毛なので、切り上げる。職場へノコノコと出かけて、日頃サボっていた締切のある業務などを粛々とこなして行く。日曜日は何だか作業が捗るものだ、早々に仕上がったので、ひな祭りの買い物に出かける。別に何かを飾るわけではないのだけれども、この頃にしか出回らない食材なども多いし、運が良ければ大粒ハマグリの半額品などにも出会える。ハマグリの足は本当に美味しいので、貝を開いて、そこだけ切り取って生で味わう。残った部分は加熱して ... そんな想像をしつつ売り場を歩くも、半額どころか完売。自然な海岸が生活から遠くなって、砂浜が減っては仕方がない。川が綺麗になりすぎたという説も。代わりに、伊達巻などを仕入れる。甘くて美味しかった。

3 月 1 日、畑でボチボチ作業する朝が暖かい。とても気持ちよく作業していると、何やら目の前をチラチラと飛ぶ黒い影が。ヤブ蚊にしては時期が早すぎる。大したことないだろうと思ったのが間違いで、やがて足首の裏が痒くなって来る。何にやられたのだろうかと、よく見ると赤い点が。アンラッキー、これぞブヨ。地方によってはブユとかブトとか呼ばれる面倒なやつで、蚊とは違って痒さが引かない。寝ぼけて夜半に掻いてしまうと、ますます痒くなるのだ。刺されてしまったものは仕方ないので、気にしないことにして、作業を続ける。農作業も防寒対策から、防虫へとシフトする頃になったとのだ。ミントオイルを常備しておかなくては。


2025
1 月と 2 月 (コロナ滅編)
2024
7 月と 8 月 (乾夏麺食編) 9 月と10月 (健脚酒断編) 11月と12月 (編曲演奏編)
1 月と 2 月 (卒業発表編) 3 月と 4 月 (去人来人編) 5 月と 6 月 (剪定育苗編)
2023
7 月と 8 月 (散水散財編) 9 月と10月 (Mac!裏技編) 11月と12月 (清掃撤収編)
1 月と 2 月 (野菜料理編) 3 月と 4 月 (テンソル編) 5 月と 6 月 (授業ゼミ編)
2022
7 月と 8 月 (論文執筆編) 9 月と10月 (円安値上編) 11月と12月 (制限緩和編)
1 月と 2 月 (ギター曲編) 3 月と 4 月 (Mac!苦闘編) 5 月と 6 月 (素麺円安編)

2021
7 月と 8 月 (散水栽培編) 9 月と10月 (選挙音曲編) 11月と12月 (片付整頓編)
1 月と 2 月 (共通試験編) 3 月と 4 月 (剪定草抜編) 5 月と 6 月 (執筆出版編)

2020
7 月と 8 月 (映像収録編) 9 月と10月 (街海散策編) 11月と12月 (風邪感染編)
1 月と 2 月 (暖冬珍病編) 3 月と 4 月 (在宅勤務編) 5 月と 6 月 (遠隔講義編)

2019
7 月と 8 月 (夏空日傘編) 9 月と10月 (残暑熱帯編) 11月と12月 (讃岐行脚編)
1 月と 2 月 (ダイエット編) 3 月と 4 月 (平成令和編) 5 月と 6 月 (講義出張編)

2018
7 月と 8 月 (酷暑昼寝編) 9 月と10月 (神風来襲編) 11月と12月 (国際会議編)
1 月と 2 月 (教務調整編) 3 月と 4 月 (早桜花見編) 5 月と 6 月 (方向解釈編)

2017
7 月と 8 月 (東西行来編) 9 月と10月 (台風暴風編) 11月と12月 (胃痛通院編)
1 月と 2 月 (朝オムレツ編) 3 月と 4 月 (激戦挑戦編) 5 月と 6 月 (研究員待編)

2016
7 月と 8 月 (研究行脚編) 9 月と10月 (技術鍛錬編) 11月と12月 (SLOVAKIA編)
1 月と 2 月 (共形情報編) 3 月と 4 月 (朝型昼型編) 5 月と 6 月 (昼夜逆転編)

2015
7 月と 8 月 (机前執筆編) 9 月と10月 (講義ゼミ編) 11月と12月 (懐古探訪編)
1 月と 2 月 (赤筆修正編) 3 月と 4 月 (客人来神編) 5 月と 6 月 (地球半周編)