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6月16日、首都圏のコンビニは店員さんがほぼ外国人。そもそも最低賃金が高い上に人手不足なのだろう。支払いなども自動化されていて、あまり難しい応対も必要ないので、高度な日本語能力も必要ないのだろう。羽田空港の売店にも、けっこうな数の外国人が働いている。普通の購入ならあまり問題ないのだけれど、配送となるとちょっと勝手が違ってくる。あのややこしい配送の手続きを卒なくこなすには、結構な日本語能力が必要だ。まあ、時間がある時には、ゆーっくり付き合いましょう。どこで作業がストップするかなど、見ていて何かと興味深いものもあるし。
6月15日、オルソ水素とパラ水素の所を何とか一日で乗り切る。核スピンの話に入ってしまうと、そもそも核って何なのかについて、けっこう語ってしまう。核は原子と同じようにうまく階層が自然に組まれた多体問題の世界で、軌道であるとか束縛ポテンシャルであるとかパウリの排他率であるとか、要素としては同じものが登場する。一方で、そのエネルギースケールはとても大きくて、強い相互作用と言われるだけのことはある。こういう辺りは原子核物理学の講義に任せるのが良いのだけれども、どこの大学でも今は人材不足なのではないだろうか。原子核を教えないと、未来のためにも。
6月14日、羽田空港を離陸して関西へと向かう時、最初の上昇はけっこう急だ。混雑している空港だから、着陸の邪魔にならないように早々に高度を取る必要があるし、その上に米軍御用達の横田空域があって、空路の選択の幅が狭い。(横田空域については、実は低い場所に広がっているだけでさしたる邪魔ではないという話も聞きはする。知らんけど。)今日は天気が悪くて、乱気流の箇所もあったらしくて、神戸へと向かう短いフライトの中で 9000 m 以上まで上昇した。離陸後ずーっとエンジンを高い出力のまま置いたのは、それが理由だったことを後で知る。当然、降りる時はスポイラー広げまくりで、燃費は悪かったことだろう。
6月13日、えびせんべい。香川県の観音寺で作られる「あいむす焼」が、知り得るえびせんべいの中では極上のもの。生産量が限られていて、なかなか手に入らない。対極にあるのが、誰でも知っているかっぱえびせん。どれくらい澱粉などを加えるか、殻や頭を使うのか、オキアミなどを積極的に使うのか、揚げるのかプレスして焼くのかどうかなど、色々な選択肢がある。焼きえびとか、揚げえびなども、まあ、えびせんべいの仲間だろう。色々なメーカーが競い合って商品化していて、富山の白エビのような、その地その地の製品もあって選択肢には事欠かない。カップ麺にも、似たようなものが入ってるか。エビの味わいは深いなー。
6月12日、ラベンダーは 6 月中に刈り取れ、とも言われるのだけれども、畑のあぜ道に生えているラベンダーは元気そのもの、なかなか花が終わる気配がない。部分的には刈り取り始めたのだけれども、真面目に刈り取っていたらいつまでかかることやら。ここで、ちょっと思案することあり。ラベンダーは、年輪こそできないものの、茎が木化して木のようになってしまうので、枝ぶりの整理は普通の木のように切って行くことになる。そうであれば、なるべく大きな単位で切った方が作業効率が良いのだ。一方で、全く葉がなくなると、枝ごと枯れ込んでしまうこともある。この辺りのバランスが、広葉樹とは少し違っていてデリケートな面もある。何事も失敗しつつ経験あるのみ。
6月11日、晴れたのでトマトの苗作りを行う。大きなトマトを育てるのは専門業者に任せるのがいい。素人の家庭菜園はプチトマトに限る。プチとは言っても品種によって比較的大きいものから、デラウエアの実ほどの小さなものまで色々とある。好みの大きさのものを買ってきて、実から種を取り出して鉢や苗ポットの土の上に置くだけ。早く発芽させたければ、実の部分を良く洗い流して、ぬめりを取っておくのが良い。すぐに伸びて来て、ともかく茎を伸ばす。後の切り方は、いろいろなサイトに書かれている。仕立て方によって、切り戻す場合もあるし、棚に伸ばす育て方もある。長く伸びたツルを土に這わすと、そこかしこで根付いてどんどん広がってくれる。大敵はナメクジ。あれはもう、相手にしても仕方ないから、ともかく次々と植え付けて収穫を目指す。素人だし。
6月10日、学生がクラブ活動をしている建物がある。いつも、楽器の音が聞こえてくるのは、どの大学でも同じ光景だ。そのクラブ活動向けの建物が斜面に建っているのが、神戸大学ならでは? の特徴だ。傾斜地の建て方に取り立てて規制がなかった頃に作られているので、今は同じようなものは建てられないか、あるいは棟を分けて建築する必要があるらしい。さてその建物、斜面なので屋上へと地面から歩いて到達できるし、屋上の周辺には木も生えている。落ち葉が溜まって排水管が詰まってしまうので、管理は大変。その屋上の天井が、ついに抜けてしまった。抜けるほど雨水が溜まっていたのだろうか、それとも長年の雨漏りで鉄筋がやられてしまったのだろうか。補修して使うという感じではない建物なのだけれど、さてどんな推移があるのか注目したい。
6月 9日、研究室のエアコン工事が始まる。ガスを使ったヒートポンプで、エコロジカルという名目で導入したエアコンなのだけれども、経年劣化もあって故障がちとなり、普通の電気式のエアコンへの入れ替えとなったのだ。20 年以上は使っているから、耐用年数は過ぎている。まあ製品は想定される寿命が過ぎてからが勝負というか、評判の定まる所なのだろう。そういう意味では、大阪にある有名なエアコンメーカーは、整備している人々に聞く限りはタフなのだそうな。更新されたら、どこのメーカーのエアコンになるのだろうか? こればかりは、末端の私たちにはよくわからない所なのだ。工事が終わったら故障もなくなって、夏が心地よく涼しいのは有難いな。
6月 8 日、月曜日になって、大学でメールを確認すると、あら色々と溜まっている。どうやら、自宅で使っているパソコン側で、大学のメールサーバーとの接続が切れていたようだ。こっそり切れてしまうのが難儀なところで、何も連絡がないのだから平穏だと思っていたら、実は仕事が溜まっているという状況に。まあ、週末はゆっくりできたのだから、ありがたいと思わなければ。今の時代は理学系の大学院生は引っ張りだこなんだなーと、そう感じる連絡もチラホラと。実際問題として、生産の現場で働いて受ける給料は、御殿や外車も買えてしまう額なのだ。若い人々は、そういう資産には興味ないと思うのだけれども。
6月 7 日、雨の1日。ただの雨かと思っていたら、すごい風が吹き荒れる午後になった。やって来た低気圧が元々は熱帯低気圧だったので、暖気が十分に溜まっていて、西からやって来た換気が入ると同時に、すごくエネルギーを解放したらしい。そのまま関東に進んであちらでも吹き荒れるのかと思っていたら、さっさと閉塞して夜半には弱まってしまった。少し後からトラフに対応した低気圧が日本海にできて、東日本で発達するという、ちょっとズレたパターンになったらしい。畑仕事はできないので、納屋の窓際で苗作りにいそしむ。苗は生え際が大切で、ナメクジに食べられない工夫が必要だ。色々と試してみる。
6月 6 日、畑仕事に勤しむ。果物などの収穫を終えると、剪定作業が待っている。来年に花が付いてくれるような、短い枝は残しておいて、徒長しただけのような長い枝をバッサリと切る。また、昨年は切りたかったけれども、他に枝がないなど色々な事情で取り除けなかった、妙な方向に伸びる枝などもノコギリで切ってしまって、スッキリとさせる。これから伸びる芽に十分な光が当たれば、花芽が夏秋に付くものにはしっかり芽が残る。来年に伸びる枝葉に花芽が付くような樹木の場合には、秋冬にもう一度手を入れて。まあ、どのみち全ての果樹に秋冬作業は必要なのだけれども。
6月 5 日、量子測定や量子ゲートの操作は古典世界で組み上げた機械を使って行う。量子デバイスは、少ない q-bit でソコソコの成果を出せることはわかっているのだけれども、エラー訂正を行おうとすると、まるで冷蔵庫で囲むように沢山のゲート処理で q-bit を守る必要が出てくるし、集積度は高いに越したことはない。いまパソコンに使われている CPU が示しているように、集積する技術はどんどん向上して行くし、処理速度も上がるので、やがては古典世界の制御機器も小さく組む必要が出てくる。光の速度は有限なのだ。そのような小型化の極限を考えると、やがては量子測定とは何かについて、誰かが答える必要に迫られる。それは近い将来なのか、遠い将来なのか、誰も知らない。
6月 4 日、茂った木を前にして、どう剪定して良いのか途方に暮れることがある。枝の流れが予め見えていれば、頭の中で手順を組み立て、なるべく大きな枝から切り払って行くという目算が立つのだけれども、手前にギッチリと枝葉があると、そもそも幹からどう枝が出ているのか、全く見えない。こういう時には、何段階かに分けて作業するしかない。とりあえず、大きく伸びている葉先があったら、それは強い枝につながっているので、元を辿って、深い場所でとりあえず切る。この作業を繰り返すと、だんだんと透けて見えてくるので、そこで本格的な作業に入る。最初の作業で、時々はマズい切り方をしてしまうのだけれども、まあそれは許容しなければ、作業が進まない。こういうことは、日常でもあるのだろう。ちょっとした非効率は仕方ない。戦争の最前線で、そういう事は起きてほしくないけれども。
6月 3 日、日付が変わる前くらいから午前中一杯まで強風が荒れ狂う。とは言っても、まあ真冬の風くらいの強さで、大きな木が倒れるとか、そういう強さではなかった。伸びていた木々の新芽は容赦無くなぎ倒されていて、こういう過程を何度も経て自然の樹形が造られて行くのだなーと感じる。さて六甲登山口あたりでは桜の伐採が進んでいて、切り倒した後に残っていた切り株も処分して、土が出た部分に仮囲いをしてある。何か植えるのだろうか、それとも舗装して塞いでしまうのだろうか。街路樹も、植え過ぎると管理の手間がかかる上に通行の邪魔になるので、何でもかんでも植えてあれば良いというものでもない。キャンパスの中は、落ちている枯れ枝が目立った。乾いた冬の間は残っていた枯れ枝も、水を吸って重くなった上に揺らされると落ちてくるのだろう。これまた自然の摂理。
6月 2 日、台風がやって来る。ただし西日本の南岸を通過なので、雨以外は直接的にはあまり台風らしくない天気になっている。去年の今頃はもう梅雨入りしていたのだったっけ、アジサイも咲いていて、もう梅雨の空気感たっぷりである。5月が終わったので、鉢植えのサツキやツツジは花を落として枝の整理。ここで大切なのが、土壌を弱い酸性に保つこと。木灰だとか卵の殻だとか、アルカリ性に傾くものは控えておいて、鹿沼土とかモスピートなど、酸性へと傾くものを少しずつ土に加えたり乗せたりして、バランスを取る。街路樹など、コンクリートに囲まれているサツキの勢いが悪いのは、水切れもあるけれども、石灰分が強いアルカリを生じるのも原因の一つだ。まあそれは自治体の仕事だからほっとく。
6月 1 日、今日は固体の熱減少を扱うデバイモデルの講義。ラメ係数から入って、平面波の線形分散を示して、デバイの平均とカットオフ周波数を定める。けっこう粗い近似だけれども、それなりに実験と合う温度領域もある。結晶の構成によっては、アインシュタイン模型っぽい振る舞いをするものもある。この辺りは、真面目に扱うならば固有振動モードを全て出して来い、と言うことになって、表面波まで扱ってみたり、最後は計算機の出番になる。実際のところ、表面現象まで考えると、けっこう複雑なことになってるはずで、そういう研究もあるのだろうなーと思いつつ。原子の世界というのは何とも不思議なものだと、何度でも感じる。
5月31日、今日も良い天気。少し雲があるのが助かるところで、同じように畑に散水するにしても、今日は楽だ。自給の足しにするような畑でこれなのだから、農家がどれくらい大変なのかというのは、考えるだけでゾッとする。仕事で行うなら、効率が第一で、それなりに手を抜くポイントもあるのだろう。盆栽を作る園芸農家など YouTube で見ても、ともかくひと鉢にかける時間が短い。あっという間にパパッと手を入れて仕上げ。根本、株元に余計な枝を残さないのが、苗作りのポイントらしい。キュウリなども、ツルの伸ばし方を決めておいて、どの株も同じように伸びて、花が咲いて、収穫、あれはプロの技だなー。
5月30日、良い天気なので、野いちごを整理する。今の季節、いちごは伸び放題で、畑をどんどん覆って行く。当然ながら、獣が寄って来て次々と食べて行くのだけれども、それでもたくさん採れる。残しておくと、ただ伸びただけの雑草のようになってしまうので、収穫が終わったら株元だけを残して、刈り取ってしまう。積んだランナーの量を見てびっくり、こんなにも沢山のツルがあったのかと目を疑う。季節ものなので、これから先は半ば休眠期に入る。畑の作物は、次から次へと植えては刈り取り、その繰り返し。抜く方を躊躇すると、その分だけ収穫が減る。食うことが大切。それは何事においても同じか。
5月29日、バックアップディスクには気をつけろ、という話。言うまでも無いことかもしれない。長く長く接続しているものなので、ゴミが溜まり易いのだ。バックアップ元にウィルスとかクッキーとかキャッシュとか、どうでもいいものがあれば、そのままコピーして溜め込んでしまう。壊れているようなファイルでも吸い込んでしまう。バックアップディスクにアクセスできないような、禍々しいファイルが生成されると、誰も消せない。バックアップなので、半分壊れていても気づかない。時々は新しいものを接続するか、いくつかあるバックアップディスクを順に消去して更新するのが無難だ。
5月28日、千円を切るメロンが並ぶようになって来た。それでも高価ではあるので、値引きされるのをじーっと待って、半額値札がついた所で状態を見て購入する。完全に痛んでいることは稀で、大抵はよく熟していて、美味しく頂戴できる。往々にして半額のものは一気に出るもので、そういう時に 2 つ 3 つと購入してはいけない。選択権を得たわけなのだから、その中からもっとも美味しいものを選んで購入するのが、自分的には良いと感じる。これを「賢い選択」と言ってはならない。そもそも半額値札にしか目が行かない段階で、検討の幅が大きく狭まっているのだから。ミクロ経済的には、果物の中でリンゴ、バナナ、メロンと並べて比較検討するべきだし、より広く様々な食材と並べて比較検討する方がメリットが大きい。もちろんトレードオフはあって、段々と検討そのものにかける時間や手間が増大して行って、自分の時間という巨大なコストを消費してしまう。消費、経済とは難儀な考え方だ。マルクス経済学にも一部、そんな視点があるか。
5月27日、雨の日は暗い、木々や草花もひと休み ... だろうか。植物を育てる時に大切なキーワードが、照度。平たく言うと明るさ。ただ、目に見える明るさではない所がなかなか難しい所で、明るい南向きの室内の照度が高いかというと、そうでもない。光は昼間の空からやって来るもので、直射日光はもちろんなのだけれども、反射光や散乱光は、それが青空であっても雲であっても雨空でも、けっこう強い。従って、植物を置く、まさにその場所に目を置いて空を眺めた時に、どれくらい広く空が見えているかが重要なポイントとなる。一時的に直射日光が当たる場所であっても、空が広く見えない場所は光を好む植物の栽培には全く向いていない。一方で、日光に乏しい北向きの窓際の方は常に何らかの反射光が入るので、意外と色々なものがよく育つ。窓は窓でも、建物の壁に面した窓の窓際が良くて、その先に軒やベランダのある場所は暗い。そういう場所では、耐陰性のある植物を選んで楽しむのが無難だ。あ、雨が止んだ。
5月26日、ノートブックパソコンのバックアップも、たまにはディスクユティリティーでチェックしてみようと、検査に入ると、何とスナップショットが二百個以上もある。あれは 1 時間に 1 つ生成されて、24 時間で消えるはずだから、高々 30 個くらいのはずなのだ。何かがおかしい。調べようとチェックに入るも、そんな状況なのでなかなか進まない。バックアップは複数あるので、1 つずつ format して、作り直すことにした。新規バックアップは半日以上かかるので、しばらくは予定と様子を眺めつつの作業となるだろう。ディスク容量も今の状況では小さいから、そろそろバックアップディスクを新調しようかなー。
5月25日、統計力学で電磁場を扱う場合、境界条件としては立方体の固定端条件か、あるいは周期境界条件を考えるのが楽だ。一般的にどんな境界条件でも、と物理的には表現したいところだけれども、それは難しいし、数学屋さんは我々の想像もつかないような妙な境界条件をすぐに見つけてしまう。球殻はどうだろうか? それならば球面調和関数と球ベッセルで解けてしまう。それでは、二重になった球殻の間のスペースは? これまた同じだけれども、ベッセル関数が中心で発散するような解も線型結合として許せることになる。ここでちょっと気になるのが、内側の球殻の半径を 0 に持っていった極限だ。何もないことになる? それとも??
5月24日、いまどきの時計は狂わない。ネットワークの世界では、いつでも正確な時計を参照しに行けるので、そのわずかなアクセス時間の揺らぎくらいしか狂わない。オフラインの状態でも、クォーツは日に何秒も狂わないので、再び接続する時に補正できてしまう。電波が入る場所ならば、電波時計で同じように較正できる。太陽電池で発電する時計は電池もいらないし、放置すると壊れるまで何年も? 何十年も? 動き続ける。こういう世の中でも機械式の時計は存在するもので、今は安い機械腕時計でも日に 1 分も狂ったりしない。細かいメカ作りの技術が色々と進化したことが、こういう身近な機械に反映されているのは興味深いものだ。ふと、機械がどんどん細かくなると何になるのだろうか? と思った。生物やナノマシンとの境目はどこに ...?
5月23日、ナトリウムは反応性の高い金属で、水に触れると酸素を奪い取って、水素を発生する。酸素と触れなければ良いので、ガラス瓶に詰めて炭化水素を注いでおくと、比較的安全に保管できる。融点は低くて摂氏 98 度くらい。溶けた金属というと、水銀のようにあらゆる金属と合金になってしまうような気がするのだけれども、意外と他の金属とは混ざらない。但しカリウム(など周期表の左端の方の金属)とは任意の比率で混ざって、半分から七割がたカリウムになると、人肌の体温で解けてしまう。もちろん、肌に触れてはならない、強アルカリはタンパク質をとかしてしまう。このような液体金属を大量に工学的に安全に扱う技術は途上のもので、事故を起こしつつも改善して行くことになるのだろう。
5月22日、晴れて風が強い。ある程度の風が吹いていると、ヤブ蚊などの虫が吹き飛ばされてしまうので、畑作業には好都合だ。ただ、その風が雲まで消し去ってしまった。空はかんかん照りに。三角関数を思い浮かべると、夏至まであと 1 カ月の今の日差しは、梅雨明けの 7 月下旬と全く変わらないことがわかる。太陽は 8 の字を描くとか何とか、細かいことは抜きにしておこう。と言うわけで、畑のお勤めは早々に切り上げて、書類書きに戻る。そういえば、集中講義の手配とか、セミナーの時間設定などもあった。設定が終わったら、受講登録者にも連絡しなければ。インターンシップなどもあって、前期には集中講義を組みにくい世の中になったのかも知れない。あれって、要するに青田買いなんじゃないの? おっと、集中講義の部屋も押さえておかなければ。忘れると青空授業になる ... まあ集中講義なら小さな場所でいいから、どこでも大丈夫か。
5月21日、雨の1日。前線の南側に入ったようで、湿った空気から霧が降ってくるような感じとなっている。建物の冷えた部分には結露も。植物は一気に伸びて青々としている。六甲登山口で伐採された楠の株元から、また新しい芽が出てきた。誰が管理しているのかはよくわからないけれども、大切に育てれば巨大を防いで綺麗な樹形に保つことも可能だろう。六甲登山口という、人々が行き交う場所なので、交差点をもう少し歩行者にも優しい設計にした方が良いのではないか? と思わないこともない場所なのだけれども、消火栓があるので下は水タンクなのかな。公共の場所には色々と謎が多い。
5月20日、学問にどれくらい自信が必要なのか? というのは謎の一つで、多くの学者はあまり自信がないのだろうと思っている。何か見つけようと思えば、何かは見つかるのだけれども、論文書いたら埋もれてしまって、結局は何もやらなかったのと同じ、そんなことは普通にある。分野によっては、そのような無意味さが積もりに積もることも。運良く何か見つけても、コンスタントに次も良いものに遭遇するとは限らない。もっと怖いのは若い人々から次々とキラキラとした新しい仕事が投稿されて来ること。なにクソと頑張れば年寄りの冷や水。学者の仕事の大半は、実は学問分野のコミュニティー維持に過ぎないのかも知れない。自信たっぷり、まあそういう例もあるか。難しいものだ。
5月19日、いまどきリンゴが食べられるのが世の中の不思議。保存性の高い果物なのだけれども、昔は北国が雪解けを迎える頃には出回らなくなって、そこを埋めるように路地もののイチゴなどがボチボチと、夏の果物までの間を埋めていた記憶がある。夏の初めには桃や青リンゴが出てきて季節が一巡する感じだっただろうか。長期保存が可能になったのは保冷庫の進化あってのこと、メーカーの工夫が色々とあるのだろう。この時期のリンゴは家庭での保管が効かないので、入手したらさっさと食べてしまう。ハズレも結構あって、軸のすぐ下側で切れ目が入っていたり、全体的に実がまだら模様になってたり、ともかく香りが飛んでいたり。旬のものではないから、誰にも文句言えない。カラスに食べてもらおうかな?
5月18日、二準位系、調和振子系、理想気体、それぞれにカノニカルアンサンブルを適用して、場合によっては古典近似あるいは積分近似などを導入しつつ、分配関数を計算して、エネルギー、比熱と求めて行く。途中の計算が色々とあるけれども、おおよそのことは AI が埋めてくれる時代になったので、けっこうすっ飛ばしたかも。どう計算しても、十分に高温では等分配になってしまうのが統計力学の面白いところ。おおよそ計算が終わって、残ったのが 2 原子分子の内部自由度の取り扱い。これは量子力学で角運動量を習うまで、もう少し置いておこうか。電磁場が先かな。
5月17日、神戸まつりを眺めに行こうかと思いきや、カンカン照り。これで、あの熱い面々 (?) がゾロゾロと行列している所に突っ込むのは体力が保たないので、大学にやって来て書類書きなど。ゴールデンウィークのツケが溜まってしまったのである。祭りのことは一応は気になるので、時々、X ポストなど眺めつつ。陽が傾いて、ようやく気温が下がって来たところで、楽器の部品などを仕入れに三宮へ。祭りの撤収作業が続いている中、まだ何となく余韻が残っているような雰囲気を楽しむ。あら、全身マスクで拡声器を抱えている方々もチラホラと。色々な主張があるものだ、世の中には。
5月16日、今の時期の畑は切り替わりが速くて、気が抜けない。雑草もまた、結構なスピードで伸びてくるので、目立つもの、作物の邪魔になっているものは引き抜く。ツルになる雑草は厄介者なので、見つけ次第処分する。そろりと抜かないと、苗や作物の根を痛めてしまうこともあるし、場合によっては地上部だけを取り除くことも。要は作物が採れれば良いのである。大昔の人々は、畑で何を育てていたのかな。稲作が始まる前から、栽培という概念はあったらしい。山芋や百合根のように、勝手に生えてしまって、ついでに食べられるありがたいものもある。イノシシが教えてくれたのかな、人々に。
5月15日、そういえばミクロカノニカルアンサンブル、考える巨視系は孤立していてもいいし、外部と熱平衡な形で熱接触していてもいい。そもそも熱平衡とは何か? という定義 (?!) は、接触させたり離したりしても何も起きないということ。何も起きないのだから、孤立していてもいいし、熱平衡状態にあるでっかい系の、マクロスコピックな一部であっても良い。但し書きがあるとすれば、例えば電極をつないで電位差を生じさせたような場合の応答が、違うではないか? という点くらいだろう。それはもう平衡ではない。この辺りは、あまり授業で扱えない部分なのかも知れない。時間的な制約で。
5月14日、バケツにゴミが付いている、と手を伸ばしてみると、パタパタと飛んでゆく小さな黒い影あり。昼間にじっとしているということは、蛾だったようだ。日傘を持つ手が何となくチクっとする、ふと見ると黒い小さなゴミあり。ヤブ蚊だ。撃退あるのみと、そっと身構えると既に潰れていた。傘を持ち直すか何かの動作で挟まれてしまったのだろう。ただし、痒いのは痒い。50 度の湯に浸けると治るとかガムテープを貼れとか、色々あるけれども放置。だいたい 30 分もすると忘れてしまう。歩道を歩む芋虫あり。運が良ければ、どこかでサナギになるだろう。それ以前に、鳥のおやつになるのかも。これから先、夏に向けてどんどん昆虫が増えて来る。日照が強い 3 カ月? に突入した実感が湧く。
5月13日、統計力学を学習する時には、出発点を延々と議論するべきではない。教える側の無知を指摘されるのは、いくらでも許容できることだけれども、延々と講釈して統計物理学が難しいものだ、微妙なものだという印象を植え付けるのは良くないことだと思う。簡単なスッキリとした教え方、理解の方法が私たちの共有財産となる日までは、等重率から出発するならそれで良いし、ボルツマン因子をともかく信じるのも良い。後者は、直感的には割と体感し易い考え方だと思う。エネルギーをお金だと思えば、多くを得ることがいかに難しいか。そんな学び方もあって良いだろう。もちろん、本当にどこから議論を始めて、どこまで平均値や揺らぎを定量評価できるのかは、今もって混沌としている。この業界、まだまだ途上なのである。
5月12日、春の植栽を夏に切り替えるのはタイミングが難しい。まだ花が咲いているとか、花は咲き終わったけれども枯れてはいないとか、ともかく植えてあるものを整理するのは思い切りが必要だ。一方で、これから先は次々と主役が交代して行く時期で、うっかり放置してしまうと花壇や庭がギチギチに詰まってしまい、何を見せようとしているのか訳がわからなくなる。街中の花壇などでは、この辺りは割り切りがハッキリしていて、ある日突然、パッと植え込みが別の色になる。そもそも花壇とは言っても、ポット苗を並べただけという場合もあって、これならば片端から廃棄して新しいものに入れ替えるだけで良い。これからは朝顔などツル植物も伸びてくる。さて、どうしたものか。
5月11日、神戸にとんぼ帰りして、朝から統計力学の講義。今日はカノニカルアンサンブル。一応、伝統的にミクロカノニカルアンサンブルから導出して見せることになってるけれども、本心ではあまり意味のない架け橋だと思っている。ボルツマン因子はとても強力な出発点で、これを先に認めてしまう方が色々とスッキリする。熱力学との接点は、ギブスエントロピーで定めるか、あるいは最初からヘルムホルツの自由エネルギーを持ってくるか。まあそんな所。お金の巡りを考えると、等重率というのはウソ臭いのである。統計力学は、基本もそうだけれども、教育方法もまだまだなのだと、そんな感覚を持っている。
5月10日、朝食を朝早くからいただく。レストランには茶色の制服、アシアナ航空のアテンダントさんたちが沢山いて、くだけた口調でお喋りに花が咲いていた。所々に見える水色の制服は大韓航空のアテンダントさんで、こちらは静かに淡々と朝食、同じ韓国の会社でも、こうも文化が違うのかと思った。検索してみてびっくり、この 2 社は統合中で、2 年後までには統合した会社が出現するのだそうな。どんな会社になって、どういう機体の塗装になって、どんな制服に切り替えられるのだろうか。韓国の伝統的な衣服の色は外さないような、外してくるような。と、ぼんやり考えているうちに出勤時間に。
5月 9 日、とても過ごしやすい好天の下で遊びたいところだけれども、今日は東の某所へと移動する日。いそいそと空港へ行って、チェックインして、フライト。プカプカと空に浮かぶ白い雲も、上から眺めると淡いものだとわかる。その中へと入り込むと、少し気体が揺れる。不均一な上昇気流の中へと高速で飛び込むと、気体にかかる力がガタガタと変化するのかな。空の上から太平洋を眺めると、島が見える。すぐ下が伊豆大島、少し離れて並ぶのが利島、新島、式根島、神津島、向こうが三宅島、温蔵島。八丈島は見えなかったし、青ヶ島は言うまでもなく。東京都も広いものだ。
5月 8 日、もう金曜日がやって来た、ラッキー ... と行かないのがこの時期の業務。報告書など色々と書かなければならないし、次の予算申請も近い、いやもう始まっているものもある。モチベーションが自分にある文章は割と書きやすいのだけれども、何人かの共同プロジェクトとなるとそうも行かない。共同するのだから、同じベクトルで動いているはずだ、という外部からの目は常にあるもので、そういう風に読める文章にしなければならない。大抵の場合、予算獲得できてしまったら、このベクトルはバラけてしまうのだ。その中から何か有益なものが得られれば、それで良いのであって、報告書は伸びたものを中心にまとめ直すことになる。予想外の発展、など適当な文句を並べて。
5月 7 日、今の時期、アジサイはもう花が膨らんできている。花芽が付いてなくて、グイグイと伸びているだけの枝は、混んでいる場所に生えているならば処分するのが良い。そうでないと、株が年々大きくなってしまって、そのうち手がつけられなくなる。適当な高さの中くらいの枝ならは、まあ花が付いてなくても置いておくか。一番厄介なのが、花がついているアジサイの枝で、隣の植物に干渉しているもの。処分したい所なのだけれども、一応のところ花は咲くので、咲いたら切り花にしてどこかで楽しもうか。けっこう強い植物なので、切り花にしているうちに根が生えてくることも。そうすると、新しい鉢植えができて、やがてはどこかに植えるという無限ループに陥るのである。
5月 6 日、時計の自動巻きについて検索していて、ふと、自動巻きの寿司というものが頭に思い浮かんだ。海苔が勝手に丸まって寿司が出来上がる、そんな感じだ。AI にお願いしたら動画にしてくれることだろう。「巻く」という言葉は、平安時代にはすでに今と同じように、巻きつけるという本来の意味から派生して、いろいろな使われ方が古文として残っている。それくらい便利な言葉のだろう。ネジを巻くというのは、植物のツルが巻き付く様子から転化したのだろうか。物事をどんどん進めて行くという意味でも、ネジを巻くという表現が使われる。いけないいけない、サボっていずに、ネジを巻いて仕事しなければ。まずは arXiv から。
5月 5 日、今週はずーっとゴールデンウィーク、という気分でいたいのだけれども、arXiv は毎日やって来る。特に火曜日はたくさんリストされるので、眺めて回るのに 1 時間くらい費やしてしまう。もっと効率的に、と AI を補助的に使ってはいるものの、著者名やちょっとした単語を引っ掛けることは、まだ人の目にも活躍できる隙間が残っている。タイトルを見た時に、こんな計算はテンソルネットワーク使わないと無理だろうという、そういう直感は大切にしたい。もちろん、そのスキルを AI が身につけるのは時間の問題なのだけれども。その時に、ようやく Tensor Network の論文検索作業が終わりとなる。
5月 4 日、未明から大嵐。大学にやって来ると、枯れ枝などがあちこちに落ちている。自然の風による、自然の剪定。これに勝るものなし。風の強い日には木の下を歩くな、ということ。いつも (?) 管理している場所に落ちている枯れ枝は一箇所にまとめておいた。そこには木製のベンチらしきものがあるのだけれども、据え付けた後の防腐処理は皆無だったので、もう朽ち始めている。木は雨ざらしにすると痛んで腐るという、当たり前のことが当たり前でないのが、お金に絡んだ世界。ウッドデッキは見栄えが良いですよ、ということで、国立の建物にも使われていたりする。やがて朽ちる。その時には誰も知らんぷりする。
5月 3 日、雨がパラパラとする曇り空の下、JR 元町駅から北側へと散歩する。この辺りは神戸というよりも、兵庫県といった感じの行政区画で、古くからの緩く曲がった道がそのまま整備されて今も使われている場所が多い。兵庫県庁もそこに。なかなか綺麗な建物で、兵庫県関係のニュースの背景にもよく登場する。警察署もとても大きなビルに入っていて、兵庫県は広いのだなーと実感する。山の向こうまで兵庫県である必要あるのか? と思わなくもないのだけれど。ぐるりと巡って、その後は元町商店街へ。アーケードは、雨の日には集客力があるものだと実感。コアなお店も色々とあるのが元町の良いところ。モトコーはさらに深かったな、しみじみ。
5月 2 日、背の高さくらいのブロック塀に登れないと、イザという時に逃げ道の選択肢が少なくなる。懸垂とか逆上がりで登れるのは達人で、普通の老人には無理。ジャンプして何とか肘で喰らいつく程度までは何とかなっても、そこから先は足がバタバタ。助走を付けて走って登ろうとしても、その勢いをうまく使って摩擦力を生み出すには練習が必要。毎日毎日、六甲山を登っていて登坂力には少しばかし自信があっても、上半身は全く追いついていないのだ。やっぱりここは、ぶら下がり健康法を毎日のように実践するべきだろうか。それ度も、塀に毎日のように挑むべきなのだろうか。小さい頃は、ブロック塀くらいの高さからはヒョイと飛び降りられたよなー。
5月 1 日、5月は雷雨とともにやって来た。上空に寒冷渦があって、前線が通過した後もアチコチでスコールを降らせている。そんな塊の一つが、神戸にもやって来て雨嵐になったかと思うと、パッと晴れて青空になる。風吹き渡る5月と言えば、まさにそんな感じ。大学の丘の上からは、鯉のぼりがパタパタと泳いでいる様子がよく見える。川にロープを張って鯉のぼりを「川の上に」泳がせる試みも。海辺にクレーンを持ってきて鯉のぼり、という鯉なのかボラやハマチなのかよくわからない催しもある。食べる方だと、今の時期は星が飛んでいる中くらいの鯛が美味しい。鯉、鯛、鮎、鮒、魚を表す漢字は難しいなー。
2026
1 月と 2 月 (畑作造園編)
3 月と 4 月 (風邪花粉編)
2025
1 月と 2 月 (コロナ滅編)
3 月と 4 月 (植栽剪定編)
5 月と 6 月 (相思樹歌編)
7 月と 8 月 (酷暑散水編)
9 月と10月 (残暑延々編)
11月と12月 (温暖庭園編)
2024
7 月と 8 月 (乾夏麺食編)
9 月と10月 (健脚酒断編)
11月と12月 (編曲演奏編)
1 月と 2 月 (卒業発表編)
3 月と 4 月 (去人来人編)
5 月と 6 月 (剪定育苗編)
2023
7 月と 8 月 (散水散財編)
9 月と10月 (Mac!裏技編)
11月と12月 (清掃撤収編)
1 月と 2 月 (野菜料理編)
3 月と 4 月 (テンソル編)
5 月と 6 月 (授業ゼミ編)
2022
7 月と 8 月 (論文執筆編)
9 月と10月 (円安値上編)
11月と12月 (制限緩和編)
1 月と 2 月 (ギター曲編)
3 月と 4 月 (Mac!苦闘編)
5 月と 6 月 (素麺円安編)
2021
7 月と 8 月 (散水栽培編)
9 月と10月 (選挙音曲編)
11月と12月 (片付整頓編)
1 月と 2 月 (共通試験編)
3 月と 4 月 (剪定草抜編)
5 月と 6 月 (執筆出版編)
2020
7 月と 8 月 (映像収録編)
9 月と10月 (街海散策編)
11月と12月 (風邪感染編)
1 月と 2 月 (暖冬珍病編)
3 月と 4 月 (在宅勤務編)
5 月と 6 月 (遠隔講義編)
2019
7 月と 8 月 (夏空日傘編)
9 月と10月 (残暑熱帯編)
11月と12月 (讃岐行脚編)
1 月と 2 月 (ダイエット編)
3 月と 4 月 (平成令和編)
5 月と 6 月 (講義出張編)
2018
7 月と 8 月 (酷暑昼寝編)
9 月と10月 (神風来襲編)
11月と12月 (国際会議編)
1 月と 2 月 (教務調整編)
3 月と 4 月 (早桜花見編)
5 月と 6 月 (方向解釈編)
2017
7 月と 8 月 (東西行来編)
9 月と10月 (台風暴風編)
11月と12月 (胃痛通院編)
1 月と 2 月 (朝オムレツ編)
3 月と 4 月 (激戦挑戦編)
5 月と 6 月 (研究員待編)
2016
7 月と 8 月 (研究行脚編)
9 月と10月 (技術鍛錬編)
11月と12月 (SLOVAKIA編)
1 月と 2 月 (共形情報編)
3 月と 4 月 (朝型昼型編)
5 月と 6 月 (昼夜逆転編)
2015
7 月と 8 月 (机前執筆編)
9 月と10月 (講義ゼミ編)
11月と12月 (懐古探訪編)
1 月と 2 月 (赤筆修正編)
3 月と 4 月 (客人来神編)
5 月と 6 月 (地球半周編)