研究者を目指して勉強していた頃: [ 西野のページに戻る | 研究室 Home Page へ ]

 え〜、大阪大学には、各学科の首席卒業者に対して、卒業時に文鎮をプレゼントする慣習
があります。この文鎮が「楠本賞」です。受賞したからと言って、特に現世利益のあるもの
ではありませんが、楠本賞を目指して「開講科目完全制覇」などを試みる学生も珍しくなく、
勉学の励みにプラスしているようです。

      重ねて言いますが、受賞してもほとんど現世利益はありません。
      ついでに「楠本賞を取らないヤツが本当の大物」というジンクス
      もあるとか。
     
 下は、私 (西野) が受賞した時の成績。完全制覇を目指したのですが、幾つかボロが出ま
した。言い訳すると....(1) 原子物理学は初等的な総合科目 (2) 解析力学は、調和振動子の
ハミルトン・ヤコビ方程式の最後の積分で原始関数を求め損ねた (3) 光学は、恒星干渉計
の見込み角を過って計算 (4) 生物物理学は、4 年次隔年開講で、履修できなかった。まあ、
いいんです、完全制覇なんかしてたら、単位オタク人間になってたでしょう、多分。

ついでに白状しましょう、4 年生の時は、素粒子理論研究室に居ました。何故、物性に興
味を持ったのかは、またの機会に御説明します。



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