★ アナクロいデジタル ★

 これ、Z80 が乗った CPU ボード。基盤上のクロックは 1MHz (笑)。上から、
メモリー・CPU・バッファーの順。左側はアドレスと制御ロジック。要するに
たまごっちの中味より低級なのだ....クロックが低いので、アドレス線やデータ
線の信号をアンプに長すと、「音が聞こえた。」 シンクロスコープは持って
いなかったので、回路のくみ上げや、ソフトウェアのテストは「耳を頼りに」
行った。

 アセンブラが走るマシンなど持っていなかったので、当然ながらプログラム
は「手でアセンブル」した。そのうち、簡単な機械語は覚えてしまった。ああ、
何と阿呆な事よ....何の役にも立たない。趣味とは、そんなモノだろう。

 ただ、スタックやインデックス・レジスターの使い方は、その後の Fortran
で書かれた研究用プログラムの設計の役に立ったと思う。また、「自分を信じ
てはいけない」というデバッグの鉄則も、この頃身についた....かもしれない。