「さて、散歩に出かけようか」と妻に声をかけて、夕涼みの散歩に
出てしばらく歩くと、とあるバス停の近くで落とし物に出くわした。
キャッシュカードなど数枚のカードが散乱していたのだ。そのまま通
り過ぎるのも一つの手、と思ったが、国民に奉仕するのが公務員の勤
め、という訳で交番に届けた。 (まあ、公務員から公務員への責任転
嫁である。)

 交番につくと、お巡りさんは巡回中で留守だった。机の上の指示に
は「卓上の電話で×××番に連絡下さい」とあったので、その通りに
すると、灘警察らしき所に通じて、巡回中のお巡りさんを呼び戻して
くれた。

 待つこと 10 分ほど --- その間、交番の中を物珍しそうにジロジロ
と観察して楽しんでたのだけど --- バイクに乗ったお巡りさんが 2 人
戻って来た。若い巡査 (?) と、その上司らしき方。そのお若い方、と
てもカッコいい。甘いマスクに、胸板の厚いガッチリとした体、つい
でにクソ暑い季節なのに防護服をバチッと着込んで、こりゃ〜モテる
わいと思ったら、妻の話によると結婚してはるそうだ。この前、ウチ
に巡回して来た時に、世間話で教えてもらったとか。世の中、狭い。
(ホント、警察官にしとくの勿体無い。映画に出るべきだ。)

 で、まあ、カードはあずけて、「お礼の権利」は放棄した。お礼な
んて、結構ですよ。早く落とし物が持ち主に届きますように。