ミクロカノニカル・アンサンブルの考え方 .... このネタは何度も日記に上げ
てるのですが、ちょっと前までは「巨視系が、もっと巨大な熱浴に接している
場合」を考えて、エネルギーゆらぎが巨視系の持つエネルギーに比べて充分に
小さい場合を「ミクロカノニカル」と称して取り扱うのが良いと考えてました。

 が、これでは、カルノーサイクルの断熱過程をミクロカノニカル的に扱えな
いので、今は「巨大な熱浴に『一時期』接触していた巨視系のアンサンブル」
だと考えることにしています。熱接触していた時には、エネルギーのゆらぎが
あり、ある時にプチンと巨大熱浴から切り離した後をミクロカノニカルと称す
る、これが矛盾なくていいかな?!

 アンサンブルと統計力学いえば、化学ポテンシャルもこれまた難儀な代物。
キッテルの教科書に書いてあるように、チャンネルのポテンシャル差と化学ポ
テンシャル差は等しくて符号が逆なので、良く混同されるし、過去には混同を
抱えたまま演習問題など出した苦い思い出も ....